毎日新聞 2008年12月16日 地方版から転載します。
佐川の養護施設懲罰問題:「白蓮寮」施設長ら全役員一新 県に改善書 /高知
◇検証委「弱者の視点で」
佐川町の児童養護施設「白蓮寮」(寺尾篤施設長)が入所児童に行き過ぎた懲罰を加えていた問題で、施設を運営する社会福祉法人「同朋会」は15日、施設長の寺尾理事長以下全役員10人を一新することを明らかにした。月内にも新役員を選任する。
同朋会は県の改善勧告を受け、第三者による「白蓮寮問題検証委」(委員長、岩城正光弁護士)に依頼し、改善計画書を作成。同日、県に提出した。
計画書では、寺尾施設長が児童指導員だった01年7月にも体罰事件を起こしていることを重要視し、「施設長の体罰容認に対する安易な姿勢」などを問題の要因として挙げた。また、問題の責任を取り、理事8人と監事2人が4日付で辞任したことも盛り込んだ。
寺尾施設長と岩城委員長は計画書提出後、会見し、寺尾施設長は「子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪したが、虐待については否定。一方、岩城委員長は「子どもの立場に立てば、しつけも虐待になることがある。これからは弱者の視点に立って改善していくことが必要」と述べた。【近藤諭】
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産経新聞では「行き過ぎた懲罰」の内容が少し書かれています。
2008.12.16 03:11 産経新聞 地方版
高知県佐川町の児童養護施設「白蓮寮」で入所者に炎天下、長時間にわたり石運びをさせるなどの行き過ぎた懲戒行為が発覚した問題で、施設側は15日、施設を運営する社会福祉法人「同朋会」の理事、監事を刷新するなどの改善計画書を同県に提出した。
計画書では今回の行為を施設内虐待ととらえ、施設長が体罰容認に安易な姿勢をとる▽職員に対するパワーハラスメントで施設の自浄機能が喪失した-などと問題点を指摘。理事会の抜本的な改善策として現在の理事、監事が今月4日付で全員辞任。児童福祉や法律の専門家らを新たに選任することや、子供の権利擁護への意識を向上させるための職員研修の徹底などが盛り込まれた。
今回の問題発覚後、県は11月5日に同会に対して児童福祉法に基づく改善勧告を出した。これを受け、福祉や法律の専門家らでつくる検証委員会が発足し、改善計画の作成に取り組んできた。
