披露宴は、池袋にあるお店で行われました。
marmotの弟さんと妹さん、PENGINと一緒に会場入りした僕は、早速原稿のチェック。
しかしやってみて初めて、当日現場処理の多かった事に気付きました。
カメラマンさんに対する、新郎新婦の動線(動き)の説明。
キャンドルサービスのキャンドルを下げるタイミングと、ウェディングケーキをテーブルに上げるタイミングの指示。
放映するDVDのスタートのタイミング。
さらに始まったら始まったで、始まってから新郎(飲めないFalcon)用のバケツがセッティングされてなかったり、涙で流れちゃったmarmotのメイクをなんとか拭き取らなきゃいけなかったり、うるさすぎたマイク音量を下げなきゃいけなかったりとトラブル続き・・・。
僕も舞台演出家として現場じゃ大概無茶言うけど、舞台監督さんって大変だなあと改めて思った今日この頃でした。
さて、時間を戻してスタートからお話ししましょう。
まず、大事件はスタート時に起きました。
式スタートの合図を正確に決めていなかった為、式場スタッフさんが勘違いスタートの合図を。
言い訳するつもりはありませんが・・・結果司会がフライングした形で式がスタートしてしまったのです。
その時点で、まだ到着していないお客様が10名あまり・・・。
その間、僕は式場の空気をアドリブでつなぐ事になりました。
それで出て来た言葉がこれ。
「お手元の乾パンを・・・」
非常食か~い!
・・・お手元の乾杯用のシャンパンを、と言いたかったのですが、混ざってしまったんですね。
ドンマイ。
ぶっちゃけ何人くらいのお客様に、トラブルが感づかれたでしょうか?
バレてなきゃいいんですが。(笑)
何とかお客様もお揃いになりまして、式は予定通りの流れに戻りました。
とにかくお客様がみんな温かくて、Falconとmarmotに対する深い愛情が所々に感じられる雰囲気で、司会もやりやすかったです。
前半の山場は・・・我々みんなお世話になっているE先生の、祝辞でした。
「二人の結婚には、非常に意味がある・・・」
そうなんです。
(以下、急に真面目な話になります)
今更ですが、二人は児童養護施設出身です。
我々日向ぼっこのいわゆる「当事者」メンバーは、「家庭」を知らない人間が多いです。
家庭には二種類ある。
一つは、生まれ育った家庭。
もう一つは、自分が創って行く家庭。
その一つを知らない人間同士が結ばれて、新しい家庭を創ろうという挑戦は、すごい事だと、僕は思うのです。
同時に、二人の結婚には、僕は強く励まされました。
正直、自分のこれまでの人生に引け目や、負い目を感じた事がないとは言い切れません。
だから僕は人を幸せにする自信が持てず、結婚もせず、今日まで一人で生きてきました。
だけど二人は、その難しい新しい生活を、自分たちで力をあわせて切り開いて行こうとしているのです!
その勇気に、素直に感動!
いや。
そんな難しい事じゃないのかもしれないのかもな。
愛する者が、愛する者と一緒に、助け合って生きて行く。
これってただ、当然で簡単な事なのかも。
僕たち(あるいは僕)が、理屈っぽく考えすぎているだけだったのかもしれない。
二人の純粋に幸せそうな顔を見て、そう思いました。
中盤はやっぱりスペシャルゲスト・VOXRAYの活躍でしょうか。
式場に響く美しい歌声・・・。
歌は当然の事ながら、MCの上手さによって、一気に式が盛り上がりました。
さすがでございます。
そんな雰囲気を大事にしつつ、余興の「ブーケ争奪じゃんけん大会!」
これは、後ろ向きに放り投げたブーケを受け取るだけでは芸がないと提案した余興チックなプログラム。
独身女性、独身男性を集めての大じゃんけん大会。
景品は新郎新婦が心をこめて作った枯れないブーケということで、皆さんの積極的な参加もあり、非常に盛り上がる事が出来ました。
そして後半。
「花嫁から花婿へ、花婿から花嫁への手紙」というプログラムを、僕は提案させていただきました。
これは、実は僕が自分の結婚式をやる時の為に考えてあったネタでした。
僕には両親がありません。
もしかしたら両親がない相手と結婚する可能性もあります。
一般には、結婚式の締めは「両親に対する御礼の手紙」で盛り上がる訳なんですが、それが不可能な時、何が一番皆の心を動かすことが出来るか?
その答えが、新郎新婦は、お互いに対してお互いの愛を手紙にして読み上げる、という演出でした。
これは大成功だったんじゃないかと思いました。
まずはmarmotからFalconへの手紙。
Falconはもうウルウルモード。
さらに次は、Falconからmarmotへの手紙。
Falcon、もう、言葉になりません。(笑)
そのほとばしる熱い愛情に場内は感動の渦に巻き込まれていたのですが、そのタイミングを逃がさず僕は二人にサプライズを仕掛けました。
「それではここで皆さんの前で永遠の愛を誓う口付けを・・・」
お約束っちゃお約束ですが、ハメてやりました。
打ち合わせ無しの突然キス要求。
二人の前に集まる報道陣。
渋々というか、嬉々としてと言うか、Falconはmarmotに優しい口付けをしました。
ここでもう、実は感動して、僕の方が泣きそうになっていたのですが・・・。
その後、なんとサプライズ返し。
二人の方から、司会の僕に、手紙をくれたのです。
式の準備で忙しいだろうに、心のこもった手紙を、僕あてに・・・。
僕は勝手に、二人のことを家族とも兄弟とも思っていました。
もちろんある部分では親友であり、一緒にいろんなことをやっていきたいクリエイターであり、学術上は先輩でもある訳です。
そんな二人が僕の為に、結婚式の最中に、わざわざ手紙をくれた・・・。
ここで僕の涙腺ダムは決壊しました。
不覚にもボロボロながれてしまう涙・・・。
「打ち合わせにない事すんなよ~」と、思わず素で言ってしまう程の嬉しい動揺でした。
ありがとう、Falconとmarmot!
披露宴は大きなトラブルもなく無事終了。
不慣れな司会を除けば、とてもいい式だったように思います。
ほんの数時間の間に、とても沢山心を動かされたなあ・・・。
最後は雑誌の撮影の関係でちょっと進行が滞ったのと、やっぱり時間がオーバーしてしまって退出が急ぎ足になっちゃったのがアレでしたが・・・ま、大成功でしょう。
日向ぼっこ。
「そこがある」ことによって生まれたカップルと、その未来。
これは大きな、もしかしたら人類が月面に記した第一歩より大きい意味を持つ一歩かもしれません。
とにかく、二人に幸あれ・・・。
そんな訳で調子に乗って、まだまだ続いちゃいます。
次回はハッピーウエディング!! 「二次会編」です。(笑)

nezumi 2008年06月24日(火)11時15分 編集・削除
yetiさん司会お疲れさまでした。タキシードが渋かったですね。
僕は以前結婚式場でアルバイトをしていたので、色んな結婚式を見てきました。結婚式場だと御色直しやらキャンドルから花火出たりと派手なんですが、二人の式は身近な人が全て行っていて参加して嬉しくなりました。本当に手作りな感じがして。
みんなそうだと思うんですが、新郎Falconの最後の挨拶になんだかとても感動してしまいました。
僕としても、とても良い時間を過ごせました。またサロンで会うのを楽しみにしています。